エンジニアリングマニュアル
蒸気ボイラー内の安定した水位維持と正確な薬液注入
多くのボイラー給水システムにおける重要な問題は、蒸気ボイラー内の不安定な水位であり、その結果、蒸気の品質が低下し、バーナーが過剰なエネルギーを使用せざるを得なくなることです。
当社の温調アプリケーションに特化したソリューションは、完璧な一定水位を保証し、お客様にとってよりスマートでシンプル、かつ安価な選択肢となります。当社の立形多段ポンプCREは、ボイラードラム内の水位を一定に保つのに必要なインバータおよびコントローラ内蔵のMGE/MLEモータを搭載しています。これにより、高価な調節供給バルブや頻繁なメンテナンスが不要になります。
さらに、MGE/MLEモータの「カーブ補正」機能により、不安定なポンプカーブを心配する必要はありません。
同様に重要なのは、正確な薬液注入を確保することです。ほとんどすべての蒸気ボイラーでは化学薬品を注入する必要があり、多くの場合、薬液はあらかじめ混合され、給水流量と同量の注入がされます。定量ポンプを給水ポンプのMGE/MLEモータに接続することで、ボイラーへの給水量に応じて薬注を行うことができ、薬液の使用量を大幅に削減できます。
CREのアナログ出力を定量ポンプDDAのアナログ入力に接続することで、給水流量に対して薬液を比例注入することができます。給水ラインに流量計が設置されていない場合は、CREで流量推定を行って運転することができます。薬液の「過剰投与」を避けるため、給水ポンプが停止すると定量ポンプも薬液注入を停止します。
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